2008年05月07日

骨身に染みる

お味噌汁と啜り咳きこみながら銀行からのお借入の
検討に入っていた時間をしまいこむ。
日曜日の午後には何もかも霞んでいて、
ほんの微かに黄色い陽射が摘んだように出てくる。
その間の感覚は、とても鈍くて真面目なのかそうじゃないのかなんて
どうでもいい感覚だけが存在する。

やがて陽射が消えて冷たい風が吹いてきた。
ぼっとしているのは、何かを探そうとしているわけじゃなく、
ある程度そうしたいからなんだと納得しながらぼっとする。
冷めているようで僅かに熱い感じがするのは、
焚きつけられていることもないから無意味に稀有な温度が
湧いているだけのようだ。

まだ何も融資について結論などでようとしない。
借りれそうで借りれないのは低金利だからというわけでもないらしい。
あればあったで使って無くなったというわけでもないのが、
資金繰りなのかもしれないとほんの少し感じた。
銀行が聞いてくる目的という欄には幾つかのそれらしい
言葉があって、それっぽく理由を生産していく。
これからの借金を考えなおすのは、
誰もが思うところであって、むしろ一般的なことなのだと
思う。

けっこうな事業融資があるとして、
そこで目的を達成したということは良い結論なのだろう。
もっと解り易く表現するならば、結果的にということなのかもしれない。
姿形が変わって違った匂いを装っても、
何となくだけど感じるものがあった。
つまり何となく変わっていない姿形も同居していて、
利己的な匂いだけがプンプンと異臭のように伝わってくるからなのだろう。
ふと振り返ると、それらしい欲望の匂いだけしかない笑顔のようなものが
存在している。
一方的なものなのに、そうじゃないようなふりにはこの世の中で飽き飽きと
されていた。
獲物を探しに徘徊しているようにさえ思わせるのは、
きっとそれがそういうふうに思われてないと、その姿形は思っている。




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Posted by kituki at 09:10 │銀行